Clubhouse「130万件データ漏えい」報道を巡り議論、プライバシー情報の扱いに課題

海外メディアが「Clubhouseのユーザーデータ130万件が漏えいした」と報道した。Clubhouse運営企業は漏えいしたとされるデータは誰でもアクセスできるパブリックなデータであるため、漏えいではないとして反論している。

» 2021年04月12日 19時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

 オンラインメディア「CyberNews」が2021年4月10日(現地時間)、音声SNSサービス「Clubhouse」のユーザーデータ130万件が漏えいしたと伝えた。だがClubhouse運営会社のAlpha Explorationは事実ではないと表明しており、議論が巻き起こっている。

 CyberNewsは「130万件のClubhouseユーザーをスクレイピングして得たデータを含むデータベースが無料でハッカーフォーラムに掲載されている」と説明している。このところ「Facebook」「LinkedIn」から大量のスクレイピングされたユーザーデータが販売されていることが伝えられたばかりであり、CyberNewsはこの流れにClubhouseも加わったようだと説明した。Clubhouseは侵害を否定しており、今も議論が続く状況になっている。

CyberNewsの報道(出典:CyberNews)

Clubhouseは侵害を否定、議論の行方は

 Alpha ExplorationはCyberNewsの報道に対し、「Twitter」で次のメッセージを発信し、記事の内容がミスリードをねらったものであり、真実ではないと説明した。

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