IBMとRed Hat、Cobuilder、OpenBuiltの共同開発に向けて協業

IBMとRed Hat、Cobuilderの3社は、OpenBuiltの共同開発に向けて協業を発表した。OpenBuiltは、Red Hat OpenShiftに構築され、IBM Cloudで稼働する予定だ。建設業界のサプライチェーンを安全につなげて企業のDXを推進する。

» 2021年04月20日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 IBMとRed Hat、建設業界向けIT基盤を手掛けるCobuilderの3社は2021年4月14日(現地時間)、「OpenBuilt」の共同開発を目的とした協業を発表した。OpenBuiltは、断片化された建設業界のサプライチェーンを安全につなげることを目的とした新たなプラットフォームだ。コンテナ基盤「Red Hat OpenShift」に構築されIBMのパブリッククラウド「IBM Cloud」で稼働する。

 IBMによれば、建設業界では長年、分断されたプロセスや連携が不十分な作業、リソース不足が原因で、プロジェクトの遅延やコスト超過、資材の無駄が発生していたという。OpenBuiltは、同業界で発生する手作業によるプロセスをデジタル化し、これらの課題の解決を目指す。

建設業界のDXを支援 OpenBuiltにおける3つの開発目標とは?

 OpenBuiltは、建設業界の企業が単一の統合ハブを介して、サプライチェーンのパートナーやサプライヤーなどと現行の技術プラットフォームとデジタルソリューションを安全に接続できるようにする。これによってサプライチェーン全体でのコミュニケーションの向上と安全なデータ交換を支援する。

 IBMによれば、OpenBuiltによって技術プロバイダーが提供する最新のアプリケーションやサービスが利用できるため、ユーザーはソフトウェアを個別で開発することなく自社のデジタルプラットフォームを拡張できるようになるという。

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