iPhoneやmacOSの特権昇格の脆弱性「CVE-2021-30724」についてトレンドマイクロが詳細を公開

2021年5月に配信されたiPhoneやiPad、macOSのアップデートには、特権昇格が可能な脆弱性「CVE-2021-30724」を修正する変更が含まれていた。この問題を発見したTrend Microが脆弱性の概要と概念実証(PoC:Proof of Concept)を公開した。

» 2021年06月07日 17時14分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 2021年5月のアップデートでAppleは共通脆弱(ぜいじゃく)性識別子「CVE-2021-30724」を修正した。この脆弱性はTrend Microが発見してAppleに報告したもので、iPhoneやiPad、Macユーザーに影響がある。

 アップデートの提供からしばらく経過したこともあり、Trend Microはこの脆弱性の詳細情報を開示した。概念実証(PoC: Proof of Concept)も公開されていることから、今後悪用される可能性がある。該当するデバイスを使っている場合には迅速にアップデートを適用が望まれる。

CVE-2021-30724: CVMServer Vulnerability in macOS and iOS CVE-2021-3072の詳細を解説するTrend MicroのWebサイト

問題はCVMServerのIntegar Overflowが原因

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