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» 2021年09月15日 10時00分 公開

見えてきた日本企業がハマるDX失敗の4パターン “ダメックス”企業はこうして生まれるサイボウズに聞く伴走者の見つけ方<前編>

DXが進まない企業がハマるパターンは4つある。失敗を繰り返さないために企業が今すぐ変えるべきDXのアプローチ方法とは。

[吉田育代,ITmedia]

 「日本企業のデジタルトランスフォーメーションは、多くがアプローチを間違ってしまい、失敗DX=“ダメックス”になっている」――。そう指摘するのがサイボウズだ。経営陣と従業員の理想の共有が足りなくても費用対効果のバランスやゴールを見誤ってもDXは失敗する。自社のDXを成功させる過程で、つい陥りがちな"ダメックス"を回避するにはどうすればよいのか。

 2021年8月27日にサイボウズがメディア向けセミナー「Media Meetup Vol.7」を開催し、日本企業がDXに成功実感を持てない理由とサイボウズが示す脱却の手法を紹介した。

間違ったアプローチでのDXは“ダメックス”

サイボウズ 相馬理人氏

 「日本のDXは昔に比べれば進んだが、まだまだ十分とはいえない」――。サイボウズでkintone Business Product Managerを務める相馬理人氏は統計データを基にそう指摘する。

 「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査」(2020年度、電通デジタル)によると、DXの成果が出ていても「取り組んだ一部にその効果が出ている」程度にとどまる企業の割合が3割を占める。何らかの形で成果が出ていると回答した企業は半数に満たない(図1)。

図1 「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査」によるDX効果の認識(出典:サイボウズ発表資料)

 なぜ日本企業はDXに成功実感を持てないのか。それは「間違ったアプローチでDXに取り組んでいるからだ」と相馬氏は指摘する。同氏はそうしたDXを「ダメックス」と名付け、4つの特徴を挙げる。

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