ガートナーは、SaaS利用時のセキュリティ確保にはアイデンティティー保護とデータセキュリティの見直しが重要だとの見解を示した。同社は「セキュリティが理由でSaaSの活用が進まないと、企業全体のデジタル化推進が減速する」と指摘する。
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ガートナージャパン(ガートナー)は2021年10月1日、SaaS(Software as a Service)セキュリティへの取り組みにはアイデンティティー保護とデータセキュリティの見直しが重要であるとの見解を発表し、SaaS利用における3つのセキュリティ課題を挙げた。
ガートナーは「日本企業によるSaaSの利用は増え続けているが、『SaaSのセキュリティには何が必要なのか』といった点に確証が持てないITリーダーやセキュリティリーダーが多い」と指摘する。同社のアナリストでディレクターを務める矢野 薫氏は「セキュリティが理由でSaaSの活用が進まなければ、SaaSのメリットを享受できないだけでなく、企業全体のデジタル化の推進自体が減速する」と述べる。
ガートナーは、SaaSセキュリティの課題として以下の3つの課題を挙げた。
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