北海道電力が発電所におけるローカル5Gの実地検証を開始DXで現場業務、技術継承はどう変わる?

北海道電力が発電所構内にローカル5Gを構築して、火力発電所における現場業務の生産性向上と技術継承の効率化を目指す。

» 2021年11月13日 11時55分 公開
[田中広美ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 北海道電力と北海道電力グループ企業である北海道総合通信網(以下、HOTnet)は2021年11月1日、苫東厚真発電所構内(石炭火力発電、総出力165万kW)でローカル5G(注1)を活用する実地検証を開始した。検証期間は2021年11月〜2022年3月を予定している。

HMD、MRでノウハウ取得を効率化

 北海道電力とHOTnetは、2020年度には苫東厚真発電所構内に構築した構築した自営等BWA(注2)による、火力発電所における現場業務の効率化に向けた検証を実施している。HOTnetが2021年11月1日に総務省北海道総合通信局よりローカル5Gの基地局および陸上移動局の無線局免許を取得したことを受け、新たに次世代規格である5Gの通信環境を構築して以下の4項目を検証する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ