スタバとAmazonがオープンした“レジなし店舗”は、顧客の期待に応えられるのか?Restaurant Dive

スターバックスとAmazonは自動決済や事前注文が可能な“レジなし店舗”を共同でオープンした。パンデミックで物理的な接触を望まない消費者に受け入れられるのだろうか。

» 2022年01月24日 07時00分 公開
[Tatiana Walk-MorrisRestaurant Dive]

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Retail Dive

 各社がレジなし会計を試みる中、プレスリリースによれば(注1)、StarbucksとAmazonは2021年11月18日(現地時間)、ニューヨーク市で「Starbucks Pickup with Amazon Go」の1号店をオープンした。両社は2022年、ニューヨーク市のThe New York Times Buildingでの出店を皮切りに、さらに同店舗を拡大する予定だ。

 Starbucks Pickup with Amazon GoはStarbucksのフルメニューに加えて、サラダやサンドイッチ、ベーカリーメニュー、スナックなど、無人コンビニエンスストア「Amazon Go」の厳選された飲食物を提供する。同店舗には、仕切られたワークスペースを備えたラウンジや電源コンセント、USBポートを備えた拡張テーブルも用意される。

Starbucks Pickup with Amazon Goの様子(出典:Starbucks, Amazon Go open cashierless store concept in NYC

 Amazon Goとラウンジに入るには、Amazonショッピングアプリの「in-store code」(店内コード)や掌紋で本人確認するスキャナー「Amazon One」またはクレジットカードを使用する。

 同店舗ではStarbucksアプリを使えば事前注文が可能で、店内に入るとデジタル画面で注文状況を確認して商品を受け取れる。また、買い物客が手に取った商品は自動的にバーチャルカートに入れられる。顧客がAmazon Goを離れると、カード請求が実行されて「数時間以内」にレシートにアクセスできるようになる。

“レジなし店舗”の顧客体験に不満を持つ消費者もあり その反応は?

 StarbucksとAmazonの新たなコンセプトは、パンデミックの影響で物理的な接触を警戒する消費者が、小売店で“レジなし店舗”に慣れるのに伴って生まれた。

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