政府機関や各種団体は、毎年2月をサイバーセキュリティ月間として定めています。今回はIPAの2022年情報セキュリティ10大脅威を始めとした今学ぶべきセキュリティトピックを紹介します。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
2022年2月1日から「サイバーセキュリティ月間」が始まりました。これは内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を始めとした政府機関や各種団体がサイバーセキュリティの啓発を目的とし、毎年2月に集中的に実施するイベントです。
言うまでもなく“サイバー”は生活の中に浸透しているため、セキュリティについて考える期間を区切る必要はありませんが、これを機会に新たなセキュリティのポイントを学ぶきっかけとしていきましょう。
今回はそのきっかけとなるトピックを幾つか取り上げます。ぜひ職場や家庭での“話のタネ”にしてみてください。
まずは毎年恒例、情報処理推進機構(IPA)が選考した2022年の10大脅威を取り上げます。
10大脅威のランキングは近年大きく変動がありませんでしたが、今回は非常に見どころが多いです。組織部門のランキング上位には変動がないものの、下位では7位に「ゼロデイ攻撃」が初めてランクインしました。これは2021年12月に話題を集めた「Apache Log4j」(Log4j)を受けての注意喚起の意味が込められています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.