Spring4Shellを悪用したサイバー攻撃が全世界で拡大中 迅速な対処を

Check Point ResearchはSpringに存在する脆弱性、通称「Spring4Shell」を悪用したサイバー攻撃が全世界で拡大していると発表した。既に3万7000件に及ぶ悪用を確認しているという。

» 2022年04月06日 12時47分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 セキュリティベンダーのCheck Point Software Technologiesのリサーチ部門であるCheck Point Researchは2022年4月5日(現地時間)、同社のブログで、先日明らかになったJavaアプリケーションフレームワーク「Spring Framework」(Spring)に関するリモートコード実行の脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-22965)を悪用したサイバー攻撃が全世界で拡大していると報じた。

Check Point ResearchはSpringの脆弱性を悪用したサイバー攻撃が全世界で拡大していると報じた。今後もサイバー攻撃に使われる危険性が高く、迅速に対策を取ることが望まれる。(出典:Check Point Software TechnologiesのWebサイト)

Check Point Researchの分析結果は?

 今回の脆弱性はCVSSv3スコア「9.8」、深刻度「緊急」(Critical)に位置付けられており、通称「Spring4Shell」または「SpringShell」と呼ばれている。Springは全世界で利用されるフレームワークであることからも、影響範囲の広さが懸念される。

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