データ分析サービス「Azure Data Factory」に「緊急」の脆弱性 手動アップデートが必要なケースも

Azure Data FactoryおよびAzure Synapse Pipelineに深刻度「緊急」に分類される脆弱性が見つかった。ユーザー自身でアップデートを適用する必要があるケースもあるため確認が急がれる。

» 2022年05月12日 07時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Microsoftは2022年5月9日(現地時間)、同社のブログで、データ統合サービス「Azure Data Factory」「Azure Synapse Pipelines」に深刻度「緊急」の脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2022-29972)が存在すると伝えた。

 Microsoftは、同脆弱性を既に修正してアップデートを提供している。自動でアップデートを適用するケースと、ユーザーが明示的にアップデートを適用する必要があるケースがあり注意が必要だ。

Microsoftは「Azure Data Factory」「Azure Synapse Pipelines」に関するセキュリティアップデートを発表した(出典:MicrosoftのWebサイト)

ユーザー自身でのアップデートが必要なケースとは?

 CVE-2022-29972は、Azure Data FactoryおよびAzure Synapse Pipelinesのインテグレーションランタイム(IR)を介してデータウェアハウス「Amazon Redshift」に接続するサードパーティー製ODBCドライバで見つかったとされている。

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