Microsoftが年次イベント「Build」でGPT-3を生かした自然言語処理やGitHubの膨大なコード資産を生かした開発効率化、プロトタイピング支援機能など、自社製品やサービスにAI技術開発の成果を組み込む機能強化、新サービスをを発表した。
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Microsoftは2022年5月24日、年次イベント「Microsoft Build」において同社が取り組んでいる人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術に関係する新機能やプラットフォーム、新しい開発支援機能について発表した。Microsoftは顧客や開発者を支援するためにAI技術の活用を積極的に進めている。
今回の発表では特に最近注目されている機能が取り上げられており、Microsoftがユーザーが「本来行いたいこと」に集中できるようにさまざまな機能をAI技術を駆使して取り込みつつあることが示されている。MicrosoftがどのようなAI技術を実現しているのか、このタイミングで把握しておきたい。
今回発表されたのは、同社製品/サービスのさまざまな機能にAIの自動化、効率化の力を加える4つの製品の新機能だ。
自然言語処理にもAIを生かす。今回のMicrosoft Buildではその一端として「Azure OpenAI Service」をアクセスプレビュー版として公開した。
Microsoftは2020年にOpenAIの協力を得て1750億個のパラメータを使用するGPT-3(Generative Pre-trained Transformer 3)の言語モデルの独占使用ライセンスを取得していた。Azure OpenAI Serviceはこの技術を基にしている。OpenAIのGPT-3はGoogleの「BERT」に匹敵する自然言語処理モデルとされる。
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