MicrosoftがIDガバナンスを強化へ セキュリティ新ブランド「Microsoft Entra」発表マルチクラウドアクセスを想定、CIEMも提供

Microsoftは、ID管理とアクセス管理の新たな製品群「Microsoft Entra」を発表した。既存のAzureADに、新たにCIEMや分散型ID管理を加え、IDガバナンスソリューションとして統合する。

» 2022年06月03日 10時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 Microsoftは米国時間2022年5月31日、アイデンティティー(ID、本人認証)とアクセスを統合的に管理する新たな製品ファミリー「Microsoft Entra」(以下、Entra)を発表した。

 Entraには、アイデンティティー/アクセス管理(IAM)ソリューション「Azure Active Directory」(以下、Azure AD)に加えて、2021年に買収したCIEM(Cloud Infrastructure Entitlement Management)ソリューションを統合した「Entra Permissions Management」、新たに発表した分散型ID管理ソリューション「Entra Verified ID」が含まれる。

「Microsoft Entra」は「Azure Active Directory」「Entra Permissions Management」「Entra Verified ID」を含む(出典:Microsoft)

 Entraは人のIDだけでなくワークロードのIDを含むあらゆるデータアクセスと権限について、マルチクラウドでの運用を前提に、どの環境にあっても一貫して管理するための統合的なソリューションといえる。それぞれの詳細を以下で見ていく。

Azure ADはEntraブランドの配下に

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