米国の調査によれば、アジャイルが注目を集める中、この2年間でウォーターフォール型の開発に回帰する企業が増加傾向にあるという。
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米国の調査会社Forresterによればアプリケーション開発者の間で、アジャイルへの移行が勢いを増している。
同社の調査「Q4 2021 Global State of Agile at Scale Survey」に回答した152人のうち60%近くが、アジャイルプラクティスを採用するための「5カ年計画」に着手している。10年前はわずか4%だったことを考えると大幅な増加と言える。
スケールに関する課題は残る。この調査の回答者のうち、自分のチームがアジャイルプラクティスに「高度に熟練している」と答えたのはわずか4分の1で、アジャイル変革を支援するための構造改革に十分に投資したと感じているのはわずか17%だった。
Forresterの調査では、前回の調査から2年の間にウォーターフォール型の手法に回帰したことが判明したが、同社のアナリストは、パンデミックによる混乱が今後1年間でアジャイルの採用を促進すると考えている。
アジャイルプロセスは、最新のアプリケーション開発と密接に結び付いており、ITの他の分野、そしてそれ以外の分野にも広まっている。
それでもなお、アジャイル手法の中心である反復プロセス、チームダイナミクス、全体的な柔軟性に適応することは、導入の初期段階を超え、アジャイルを拡大しようとする企業にとって課題であることに変わりはない。
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