ITmedia DX
コラム
» 2022年06月23日 14時00分 公開

「絶対に売れるものを作るAI」を手に入れる条件CIO Dive

「絶対にウケる新作」をAIで企画するNetflixのように、クリエイティブ領域にAIを生かす手法が注目を浴びだした。レガシー企業でもAIを活用する動きがあるが、そこには一定の条件がある。

[Matt Ashare,CIO Dive]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

CIO Dive

 長らく業務改善のためのツールと考えられてきたAIが、ビジネスプロセスの早い段階、つまり製品設計に近いところで役割を果たし始めている。

 2022年5月23日に開催された「MIT Sloan CIO Symposium」(マサチューセッツ工科大学スローンCIOシンポジウム)で講演したボストン大学クエストロムビジネススクール(Questrom School of Business)教授のマーシャル・ヴァン・アルスタイン氏によれば、AIの分析能力を新しい製品やサービス設計に利用することはエンタープライズITの有望なフロンティアだ。

 サイロ化した社内データを統合し、外部のデータソースを活用することで、企業はダイナミックなAIエコシステムを構築し、イノベーションを促進し、効率を向上させ、新たなビジネスチャンスを生み出せるようになる。

重工業、金融、保険……製品開発にAIを取り入れるレガシー企業

 製品設計に近いところでAIを活用できている組織の多くはデジタルネイティブだ。しかし、「幾つかのレガシー企業もこのモデルを踏襲している」とバブソン大学(Babson College)の情報技術・経営学教授であるトーマス・ダベンポート氏は述べる。

 ターゲティング広告やカスタマサービスオートメーション、品質管理、物流などは、AIがビジネス上の有用性を実証している分野だ。ビッグデータと効果的に組み合わせれば、AIは製品開発の手法を再構築できるだろう。

 既にAIを大規模に活用するUberやeBay、Meta(旧Facebook)に追随して、航空機メーカーAirbusや保険会社のAnthem、シンガポールの金融機関DBS Bankなどのレガシー企業もAIをシステムに組み込んでいる。

© Industry Dive. All rights reserved.

注目のテーマ