キャッシュレス化が止まらない。Mastercardは生体認証で買い物ができるプログラムを発表。ほほ笑みか手のひらで買い物が可能となるようだ。今後のスケジュールと現状の課題が分かった。
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Mastercardは2022年5月17日(現地時間)、生体認証を可能とするチェックアウトプログラムを導入すると発表した。他のフィンテック企業や小売業者が生体認証実験を推進するのに続いたものとみられる。MastercardはNEC、AURUS、PaybyFace、PopID、Fujitsu Limitedと協力して同プログラムを国際的に展開する。
消費者は会計時に「カメラへほほ笑む」か「専用の読み取り機に手をかざす」ことでチェックアウトプログラムを利用できる。Mastercardはブラジルから試験的に同プログラムを導入し、その後、中東やアジア圏にも拡大する方針だ。
チェックアウトプログラムの加盟店は、店舗またはアプリを通じて消費者に生体認証サービスを提供できる。収集された顧客情報は非公開となるよう基準が定められており、金融機関やテクノロジー企業がデータを保護する。
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