「ほほ笑み認証」で買い物を Mastercardがキャッシュレスサービスを発表

キャッシュレス化が止まらない。Mastercardは生体認証で買い物ができるプログラムを発表。ほほ笑みか手のひらで買い物が可能となるようだ。今後のスケジュールと現状の課題が分かった。

» 2022年06月30日 08時00分 公開
[Tatiana Walk-MorrisPayments Dive]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

Payments Dive

 Mastercardは2022年5月17日(現地時間)、生体認証を可能とするチェックアウトプログラムを導入すると発表した。他のフィンテック企業や小売業者が生体認証実験を推進するのに続いたものとみられる。MastercardはNEC、AURUS、PaybyFace、PopID、Fujitsu Limitedと協力して同プログラムを国際的に展開する。

手ぶらで買い物が可能な時代に

 消費者は会計時に「カメラへほほ笑む」か「専用の読み取り機に手をかざす」ことでチェックアウトプログラムを利用できる。Mastercardはブラジルから試験的に同プログラムを導入し、その後、中東やアジア圏にも拡大する方針だ。

 チェックアウトプログラムの加盟店は、店舗またはアプリを通じて消費者に生体認証サービスを提供できる。収集された顧客情報は非公開となるよう基準が定められており、金融機関やテクノロジー企業がデータを保護する。

© Industry Dive. All rights reserved.

注目のテーマ