SMBCの次期DX推進基盤にも採用 NECがメインフレーム新製品を発表【訂正あり】

NECが「メインフレーム継続宣言」通りに新製品を発表した。独自プロセッサも開発を継続。担当者は「変える必要がないところを変えずにDXを推進するのが最高効率」と語る。

» 2022年06月30日 08時00分 公開
[ITmedia]

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 NECは2022年6月30日に同社メインフレーム製品「ACOS-4」の最新版「i-PX AKATSUKI/A100」シリーズを発表した。価格は月額940万円から(税別、最小構成の場合)。5年で200台の販売を見込む。

 他のメーカーがメインフレーム開発から撤退を進める中、2016年に発表した「メインフレーム継続宣言」を踏襲して計画通りにリリースを進めた形だ。同社ACOS-4の開発ロードマップは2030年代をターゲットにした次々期ACOSのリリース計画も示されている。

NECが公表しているACOS-4シリーズのロードマップは今後も長期にわたって示されている(出典:NEC提供資料)

 プロセッサの開発も継続しており、下位互換性についてももちろん100%を保証する。脱メインフレーム、「脱COBOLプログラム」を急ぐ金融機関も多いが、NECの担当者はメインフレームを継続利用する中でのITモダナイズの利点を説明する。

訂正:当初SMBC日興証券としていましたが、正しくは三井住友銀行(SMBC)でした。記事は訂正して更新済みです。関係各所にお詫び申し上げます。30 Jun 2022 10:51:46 +0900



NECはなぜメインフレームの開発を継続するのか

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