IT人材が不足する中、ディープフェイクを悪用して他人になりすます求職者が増えているとFBIは指摘する。「なりすまし」を入社させることで機密情報にアクセスされる危険性もある。あなたの会社に応募してきたのは、実在する人物だろうか。あまりにも理想的な候補者には注意が必要だ。
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テクノロジー関連の採用市場が熾烈を極め、人材が不足する中、企業は「あまりにも理想的に見える」応募者に注意を払う必要がある。候補者の中には「なりすまし」もいるからだ。
FBI(米連邦捜査局)は2022年6月28日、「ディープフェイク」や盗んだ個人情報を使ってテレワーク勤務の求人に応募する人物に注意するよう企業に警告した。
なりすまし応募者はプログラミングやデータベース、ソフトウェアなど、IT関連の職種をターゲットにしている。FBIは「彼らが目的の職に就くことができれば、顧客の個人情報や企業の独自データにアクセスする可能性もある」と指摘する。
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