「個人が取得したドメイン」の“終活”を始めてみた半径300メートルのIT

インターネット普及期には大きなメリットがあった独自ドメインの取得ですが、「Gmail」などの使い勝手がいい無償の電子メールサービスが登場してからはあまり魅力がなくなってきています。今回は個人で取得したドメインの“終活”についてお話ししましょう。

» 2022年08月09日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]

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 最近、筆者は頻繁に各種サービスの設定を見直しています。具体的には脆弱(ぜいじゃく)なパスワードを強力なものに変更するとともに、登録している電子メールアドレスを「gmail.com」に変更しています。

 これまで筆者は、「Gmail」の使い勝手を独自の電子メールアドレスでも利用できるように、保持している「.jp」の独自ドメインを無償版「G Suite」で運用していました。しかし無償版G Suiteのサービス終了をきっかけに、独自ドメインへの依存を減らす方針にシフトチェンジしました。いわば、個人が取得した独自ドメインの“終活”です。

令和の今、個人で独自ドメインを持つメリットを見直す

 独自ドメインを持っていれば自分だけの電子メールアドレスを持てますし、自分のWebサイトを自分好みのURLに設定できます。インターネットが爆発的に普及するタイミングであれば、これは非常に魅力的だったと思います。コストはドメインの維持費と、メールサーバを含むレンタルサービスの費用くらいでしょう。

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