AWSとVMwareはハイブリッドクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」にI4iインスタンスやNFSデータストアのサポート、ランサムウェア被害からの復旧支援機能などを追加し、コスト削減、パフォーマンス向上、ワークロード保護などを強化した。併せてマルチクラウド管理サービス群の拡充も図った。
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Amazon Web Services(AWS)とVMwareは2022年8月30日(現地時間)、2022年8月29日〜9月1日に米国サンフランシスコで開催されたVMwareの年次イベント「VMware Explore 2022」で、両社が共同開発したハイブリッドクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」の新機能とマルチクラウド管理サービス群「VMware Cross-Cloud Services」などを発表した。両社はこれらの機能強化によって、迅速かつ確実なエンタープライズワークロードの移行とモダナイゼーションを支援するとしている。
VMware Cloud on AWSは、VMwareのエンタープライズクラスの「Software-Defined Data Center」(SDDC)ソフトウェアをAWSのベアメタルインフラに実装し、仮想マシンとコンテナの両方にわたってエンタープライズワークロードをセキュアかつ大規模に実行できるようにする統合ハイブリッドクラウドサービスだ。
アプリのモダナイゼーションに対する実用的なアプローチとして、コンテナ運用管理システム「Kubernetes」に組み込まれているサービス機能や、データ、分析、ML(機械学習)を含むAI(人工知能)など、200以上のAWSネイティブサービスを利用できる。さらに内蔵するネットワークセキュリティ機能「VMware NSX Security」によって、クラウドやデータセンター環境、もしくはこれらの複数環境にわたって水平方向に移動する巧妙かつ持続的な脅威を阻止するセキュリティ性能も備える。
今回の機能強化は次の通りだ。
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