時代が変われば組織リーダーに求められる従業員への対応も変わる。チームを成功に導くために、オラクルはサポートを強化する。
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日本オラクルは2022年10月4日、組織による従業員エクスペリエンス向上の取り組みを支援するために「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management」(以下、HCM)の最新のアップデートを発表した。チームメンバーのスキルを管理できるポータルやパフォーマンス評価機能、従業員の意見を集めるソリューションなどが新たに追加され、マネジャーはチームのエンゲージメントの向上やポテンシャルの発揮に生かせる。
HCMは、クラウド向けにネイティブに構築された採用から退職まで、全ての人事プロセスを結び付ける完全なソリューションだ。デバイス間の一貫したエクスペリエンスや人事データの信頼できる唯一の情報源によって意思決定の改善や市場をリードするイノベーション、現在および将来のニーズへの対応を実現する。
日本オラクルが今回のアップデートを行った背景には、昨今の時代変化に追従する狙いがある。発表の中で同社は「この数年間で、世界中の従業員が自身のニーズを見直した。その結果、雇用主に対する従業員の期待も変化した。安定した給与だけではもはや不十分で、現在はワークライフ・バランスの推進やキャリアアップの機会を提供、従業員の意欲を高め、意見を聞き入れてくれる組織で働きたいと誰もが考えている」としている。
こうした関心に応えるために重要なのが、マネジャーと従業員の間の関係構築をサポートすることだ。
「Oracle Cloud HCM」のグローバル製品戦略担当シニア・バイスプレジデントであるイベット・キャメロン氏は、「組織と従業員のマネジャーに対する要求は、これまでにないほど大きくなっている。こうした要求に応えるためには、リーダーは他の誰よりもチームのことを熟知する必要がある。Oracle Cloud HCMの最新のアップデートにより、従業員の発言力が高まり、また高度な可視化機能によってチームの状況を把握して必要な措置を取れるようになる。マネジャーはより的確にチームを成功へ導けるだろう」と述べている。
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