高松市社会福祉協議会がRPAツール導入 「年間400時間」の余力創出図る

高松市社会福祉協議会は、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo! Lite」と情報入力プラットフォーム「BizRobo! Paper-free」を導入した。深刻な人手不足に悩む介護分野でこれらのツールはどのように活用されるのか。

» 2022年10月07日 07時00分 公開
[山口哲弘ITmedia]

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 高松市社会福祉協議会は、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo! Lite」と情報入力プラットフォーム「BizRobo! Paper-free」を高松市社会福祉協議会が導入した。RPAテクノロジーズが2022年10月6日に発表した。

「年間400時間」以上の余力創出

 介護分野における人材不足は、他業界に比べて深刻だ。同協議会はこれらのツールをどのように活用するのか。

 高松市社会福祉協議会は、BizRobo!やPaper-freeの導入をはじめとしたデジタル化を進め、業務の効率化や人員の拡充および最適配置を図る。具体的には活動記録簿原本チェックや給与明細メール送信、労働条件通知書作成、勤怠管理、計画点検、会計など、従業員や利用者の数に比例して対応数が増えていく定型業務に活用する。

 福祉総合システム「RelyIII」から科学的介護情報システム(LIFE)に情報を補足するのに加え、チェック作業を自動化して年間400時間以上の余力創出を見込む。

 高松市社会福祉協議会は「デジタル技術を活用した業務の効率化」を2022年度の重点項目として掲げ、テレワーク環境の整備や決裁業務の電子システム化、個別相談内容や業務記録などのタブレット入力によるペーパーレス化、データ入力など定型作業の自動処理化に取り組んでいる。BizRobo! LiteとBizRobo! Paper-freeの導入は、この取り組みの一環だ。地元に拠点があってすぐにサポートを受けられる点が導入の決め手になった。

 RPAテクノロジーズは今後、自動化やペーパーレス化の対応業務をさらに増やし、スタッフの負担を軽減できるよう引き続き支援するとしている。

 

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