量子暗号通信から秘密計算まで NECがセキュリティ技術の研究開発を解説

NECがセキュリティ関連技術への投資の状況とその成果をメディア向けに発表した。SBOM管理の透明性を向上させる技術の他、量子暗号や秘密計算の分野でも研究成果の実用化を進める。

» 2022年10月18日 08時00分 公開
[鈴木恭子ITmedia]

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 NECは2022年9月28日、報道関係者を対象に同社のセキュリティ研究開発に関する説明会を開催した。NECは「Truly Open, Truly Trusted」を掲げ、社会課題を解決する技術開発に取り組んでいる。

 その中で、先端技術を活用したセキュリティの担保は大きなテーマとなっており、「システムセキュリティ」「データセキュリティ」「AI(人工知能)セキュリティ」の3領域で研究開発を推進している。

ソフトウェアサプライチェーンの課題を解決する? 「セキュリティトランスペアレンシー確保技術」

 NECはシステムセキュリティとして、「セキュリティトランスペアレンシー確保技術」を紹介した。同技術はサプライチェーンにおける透明性の確保を目的に、2021年10月からNTTと共同開発を実施しているものだ。

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