ヤオコーは日立およびオプティマムアーキテクトと協創し、新たな自動発注システムを全店舗で導入した。高い予測精度と効率化および自動化率を達成したと説明している。
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日立製作所(以下、日立)は2023年2月21日、スーパーマーケット事業を展開するヤオコーが日立およびオプティマムアーキテクトと協創し、AI(人工知能)技術を活用した需要予測に基づく自動発注システムを導入したと発表した。
ヤオコーがこれまで採用していた自動発注システムは、イレギュラーな需要変動や棚割システムには対応していないため、必要に応じて担当者が発注業務に一定の時間をかけていた。同社は新システムによって従来のシステムと比較して高い効率化と自動化を実現したという。
ヤオコーは2022年11月から、AIを活用した需要予測に基づいた自動発注システムを全182店舗で稼働させている。新たな導入したシステムはAIを利用して受注推奨数が提示されており、同社における自動化率は65%から98%まで向上したとされている。その他、成果は以下の通りだ。
ヤオコーが導入したシステムは日立のLumadaソリューション「Hitachi Digital Solution for Retail/需要予測型自動発注サービス」およびオプティマムアーキテクトの「Category Profit Management」をコア技術として採用している。開発されたシステムの主な特徴は以下の通りだ。
ヤオコーは今後、発注の自動化だけではなく発注や納品のタイミングをコントロールすることで店舗における品出し作業を省力化するとともに、物流部門における効率的な出荷計画策定などに取り組む予定だ。
(注)一般食品や雑貨などのグロッサリー部門において、自動発注システムで算出された推奨発注数と実際の確定発注数が一致した割合
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