Acronisはジュースジャッキングよりも他のサイバーセキュリティ攻撃の方が脅威である可能性を指摘した。
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Acronisは2023年5月1日(現地時間)、同社のブログでUSBポート経由のサイバーセキュリティ攻撃を行う「ジュースジャッキング」は警戒されているほど危険ではないとの見解を示した。ジュースジャッキングは公共のUSB充電ステーションなどからユーザーの情報を盗む手法だ。
ジュースジャッキングは公共のUSB充電ステーションを細工し、ユーザーがそれらを使用した際にマルウェアをインストールしたり、情報を窃取したりするサイバーセキュリティ攻撃だ。ジュースジャッキングに関しては米国連邦調査局(FBI)が注意喚起を行っており、先日もFBIの「Twitter」経由で警戒が呼びかけられた。
Acronisは以下のような理由から、ジュースジャッキングはそれほど行われておらず、脅威としての重要度は低いと説明している。
偽のWi-Fiアクセスポイントは設置が簡単で、ジュースジャッキングよりも危険なサイバーセキュリティ攻撃になる可能性が高いとAcronisは言及している。
また、Acronisはブログの中で「ジュースジャッキングの対策はユーザーにではなく、スマートフォンベンダーやアプリケーション提供側に求めるべき」と指摘している。
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