アクロニス・ジャパンはAdvanced Email Securityの日本語対応完了と日本における展開を開始すると伝えた。MSP向けの電子メールセキュリティソリューションとして提供される。
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アクロニス・ジャパンは2023年3月1日、バックアップやマルウェア対策などを統合したセキュリティソリューション「Acronis Cyber Protect Cloud」のアドバンスドパック「Advanced Email Security」の日本語対応を完了するとともに、日本における展開を開始すると伝えた。
マネージドサービスプロバイダー(MSP)は同ソリューションを活用することで、ユーザーが被害に遭う前に電子メールを使ったサイバー攻撃を検出して対処できるようになる。
日本では、フィッシング詐欺やなりすましといった電子メール、Webサイト経由で情報を盗み出そうとするサイバー脅威が問題になっている。今回のAdvanced Email Securityの日本語版の提供はこれを受けたものだ。
アクロニス・ジャパンはAdvanced Email Securityを利用することで「スパムやフィッシング、スプーフィング、ビジネスメール詐欺(BEC)、持続的標的型攻撃(APT)、ゼロデイマルウェア攻撃といった電子メールを悪用した全ての脅威を阻止できる」と説明している。
Advanced Email Securityの最新リリースでは、添付ファイルを発端とするリスクを低減するために、受信可能な添付ファイルの種類をポリシーベースで制限する機能を導入したり、「Microsoft 365」ユーザー向けにメールボックスから送信される電子メールをスキャンして有害な電子メールの送信を防止したりする機能を追加した。
なお、Acronis Cyber Protect CloudとAdvanced Email Securityはネイティブに統合されており、Microsoft 365や「Google Workspace」「Open-Xchange」、オンプレミスのメールサーバなどを一元的に保護できる。
AcronisのCISO(最高情報セキュリティ責任者)であるケビン・リード氏は日本市場における同製品の展開について「日本はインターネット普及率が高いためターゲットになりやすく、最高レベルのデータ保護が不可欠なことから、Advanced Email Securityのような製品が求められている。日本の企業や社会を詐欺やサイバー攻撃から守ることで、革新的なテクノロジーの発展における一助になることを望む」とコメントした。
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