NetSuiteに利用者の操作学習を支援する機能が組み込まれる。新入社員の受け入れや機能アップデートのたびにマニュアル作成や新機能の説明会開催といった煩雑な作業が必要だった管理者には朗報になりそうだ。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
日本オラクルは2023年7月24日、同社のクラウドERP「Oracle NetSuite」(以下、NetSuite)で「NetSuite Guided Learning」(以下、Guided Learning)を提供すると発表した。
Guided Learningを使えば、ユーザーがそれぞれNetSuiteの画面上でシステムの機能や特徴を学習できる。NetSuiteのライセンスを保有するユーザーであれば、追加費用は必要ない。
Guided Learningに含まれる以下の2つのガイドが含まれる。
利用可能なタブについて学ぶのに役立つ、ロールごとのリソースを提供する。例えば、営業チームのユーザー向けであれば「何を操作すればリードやアクティビティーに関する最新情報を得られるか」など、業務内容に沿った学習が可能だ。
NetSuiteの主要機能を紹介するガイドは、ユーザーが生産性と効率を最大化できるよう支援する。例えば、ユーザーがダッシュボードをパーソナライズしたり、NetSuiteでショートカットを作成したりするのに役立つ。
Oracle NetSuiteのデビッド・ロッドマン氏(カスタマーサクセス担当 シニアバイスプレジデント)は同社のプレスリリースで「ソフトウェア投資を最大化し、変化するニーズに対応するには、従業員に継続的な学習機会を提供する必要がある。そのためにはアクセスしやすく、理解しやすい専門的なトレーニングリソースが必要になる。自社内でこれらを準備できない場合もあります。Guided Learningであれば従業員はすぐにアクセスしてスキルを向上できる」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.