Cloudflareは約130億通の電子メールを分析して約2億5000万通の悪質メールをブロックすると同時に、その分析結果を公開した。偽装リンクやなりすまし詐欺が主な攻撃手法で、信用される企業になりすます例も多いという。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Cloudflareは2023年8月16日(現地時間)、2022年5月から2023年5月までの間に収集した約130億通の電子メールを分析し、その結果を「2023年フィッシング脅威レポート」として公開した。
同社は上記の期間で約2億5000万通の悪質な電子メールをブロックしたと明らかにした。報告書では、よく見られるフィッシングの手口やフィッシングに悪用された企業組織ブランドなども掲載されている。
Cloudflareが報告書で指摘した主な内容は以下の通りだ。
報告書によると、最も詐欺に使われた企業組織ブランドは以下の通りだ。
Cloudflareは「サイバー攻撃者は常に戦術を進化させており、メッセージの受信前から受信後の全てにおいて複数の保護レイヤーを導入する必要がある」とし、「電子メールは基本的にどのようなものであっても本質的に『信頼』できるものではない」と指摘する。同社はフィッシング被害を回避するための策として、以下を推奨する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.