ZVC JAPANがAI型ワークスペース「Zoom Docs」を発表 2024年の一般提供を予定

ZVC JAPANは、AI型ワークスペース「Zoom Docs」を発表した。「Zoom」のオンライン会議プラットフォームで文書作成やワークフロー管理などを効率化できる。

» 2023年10月17日 08時00分 公開
[ITmedia]

 ZVC JAPANは2023年10月13日、AI型ワークスペース「Zoom Docs」を発表した。2024年に一般公開の予定だ。

 Zoom Docsは、Zoomのオンライン会議プラットフォームで、文書やWikiの作成に加えワークフローの管理もできるワークスペースだ。Wikiを作成してビジュアルツリーに埋め込むことで、情報がどのように関連しているのかをすぐに把握したり、ページを階層ごとにグループ化し、それぞれの階層にフォルダを使って情報を格納したりすることで、知識の蓄積や情報の集積を整理しやすくすることも可能だ。

 Zoomやサードパーティー製アプリとも連携しやすく、チームや個人ユーザーによるプロジェクトの作成やコラボレーション、管理とそれらの整理を容易にするという。

Zoom×AIで情報共有や文書作成はどう変わる?

 Zoom DocsではのAI(人工知能)機能を使うことで、Zoomの会議で議論された内容をドキュメントに統合し、情報共有や文書作成のプロセスを効率化することも可能だ。

 チャットbot機能である「Zoom AI Companion」を利用すれば、Zoomによる会議やチーム内でのチャットで議論された内容に基づいて計画やプロジェクトを作成できる。Zoom AI Companionに質問すると、ドキュメントのトーンの編集や変更、ブレインストーミングが可能で、聞き逃した内容についての回答も得られる。

Zoom AI Companionの利用シーン

 コンテンツブロック機能を利用すると、情報を自分の好みや必要に合わせてカスタマイズし、レイアウトとワークフローに整理して表示できる。表ブロックの機能を利用すれば、データを行ごとに整理したり、フィルターをかけたり、グループ化したりして、プロジェクトの管理やタスクの追跡、スケジュールの管理などが可能になる。

 Zoomの最高製品責任者を務めるスミタ・ハシム(Smita Hashim)氏は、「ハイブリッドワークはそれ自体が困難なため、文書作成やコラボレーションの現状を維持するだけでは不十分だ。Zoomは強力な文書作成と共同作業機能、コラボレーションツール、AIを中核とした次世代型ワークスペースを通じて、2023年のドキュメントを再定義する。Zoom Docsではサイロを最小化でき、Zoomインタフェースとの連携もシームレスにできる」と述べている。

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