Veracodeが実施した調査によると、アプリケーションの3分の1以上が脆弱なバージョンのLog4jを使っていることが分かった。Log4Shellが存在しているバージョンをいまだに使っている企業もあるという。
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セキュリティ企業のVeracodeは2023年12月7日(現地時間、以下同)、「Apache Log4j」(以下、Log4j)に関する脆弱(ぜいじゃく)性の調査結果を発表した。
Log4jは2021年12月9日に「Log4Shell」と呼ばれる脆弱性(CVE-2021-44228)が発見されて大きな注目を集めた。このライブラリが使われているシステムが多かったことと、Log4Shellの深刻度が共通脆弱性評価システム(CVSS)で10.0というスコアだったことから企業に大きな影響を与えた。この脆弱性の発見から2年が経過し、Log4jの脆弱性を巡る状況の調査結果が報告されている。
Veracodeの主な報告内容は以下の通りだ。
Veracodeはこの状況に対して以下のように指摘している。
Veracodeによると、開発者はLog4jの脆弱性を修正するのに十分なスキルを有しているが、情報不足やリソース不足によってアップデートが追い付いていない状況を招いているという。
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