Symantecは、ランサムウェア攻撃に正規ソフトウェアが悪用されているとし、データ流出に使われる12種類のソフトウェアを公開した。
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Symantecは2024年3月6日(現地時間)、ランサムウェアグループがより多くのデータ流出ツールをサイバー攻撃に使うようになっていると伝えた。
同社はこの3カ月間でランサムウェアグループが少なくとも12種類のツールがデータ流出に使用されているとし、そのツールのほとんどが正規のソフトウェアだったと説明している。
データ流出に悪用されていることが確認された主なソフトウェアは以下の通りだ。
Symantecは正規のツールの悪用事例として「Rclone」のケースを取り上げている。Rcloneはオンラインバックアップやクラウド内コンテンツを管理できるオープンソースのコマンドライン型プログラムだ。ランサムウェアグループはRcloneを悪用し、侵害したネットワークからデータを窃取したり、窃取したデータのコピーを他のシステムにコピーしたりしているという。
同社はこれらのツール悪用の背景として、ランサムウェアグループの攻撃手法の変化を挙げる。ランサムウェア攻撃の主流は、侵害してデータを窃取した後にデータ流出と引き換えに身代金を要求する「二重の脅迫」という手口へと変化している。
Symantecはランサムウェア攻撃の被害者にならないために以下の緩和策を推奨している。
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