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Veeam Software(以下、Veeam)は2024年3月7日(現地時間)、Microsoftとの戦略的パートナーシップを5年間延長すると発表した。
Veeam製品への「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)やAI(人工知能)サービスの統合を目指す他、「Microsoft 365」と「Microsoft Azure」(以下、Azure)向けのバックアップサービス「Veeam Data Cloud」の機能強化を図る。
VeeamとMicrosoftの戦略的パートナーシップの延長における主な注目点は以下の通りだ。
- AI機能追加の共同開発: Copilot統合によるデータの自動分析、AIによる費用対効果の改善、簡単なデータの可視化などをVeeamのバックアップおよびリカバリー製品に導入する
- Microsoft 365向けデータ保護の向上: 「Microsoft 365 Backup Storage」のAPI統合サポートを活用し、「Veeam Backup for Microsoft 365」におけるバックアップとリストアの高速化を実現する
- Go-to-marketを推進: Microsoft 365やAzureのユーザー向けにVeeamの保護およびリカバリー機能を共同販売するGo-to-marketを推進する
- 機能拡張: Azure向けの新しいVeeamバックアップやリカバリー機能の提供
- Veeam Data Cloudへの移行を促進: オンプレミスユーザーにAzureでホストされるVeeam Data Cloudへの移行を促進させる
- サービス移行と保護をサポート: 「Kasten by Veeam」によって「Azure Kubernetes Service」への移行と保護を提供する
Microsoft 365やAzureデータの保護とリカバリー支援の主な注目点としては以下の内容が挙げられている。
- アクセス制御されており、かつ論理的にエアギャップされたイミュータブルバックアップを使い、サイバー脅威から重要なMicrosoft 365アプリとデータを保護する
- リカバリー機能によって、どこからでもリストアでき、高度なモニタリングとレポート機能でビジネス実行の高速化を実現する
- MicrosoftがホストするIaaSやPaaS、SaaSのデータをエンタープライズレベルのスケールでも単一の使いやすいWebコンソールで統合的に保護する
- 数分以内でデータ保護を開始し、50以上のリカバリーオプションを提供する。迅速な対応と分かりやすいポリシー駆動による自動化で導入効果を最短で実現する
- 圧縮バックアップをコスト効率と耐久性に優れたオブジェクトストレージ「Microsoft Azure Blob Storage」に保存してコストを最適化し、総所有コスト(TCO)を削減する
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