トレンドマイクロが運営する脆弱性発見コミュニティー「Zero Day Initiative」(ZDI)が2023年に公開した脆弱性のアドバイザリーが最多の1913件となった。2023年に公開された脆弱性のうち、影響を受ける顧客数が最も多い脆弱性のトップ3において、約半数の法人組織が「修正プログラムの未対応」を挙げた。仮想パッチによって脆弱性を悪用する攻撃を防ぐとともに、抜本的な対策として修正プログラムの適用が求められる
トレンドマイクロは、「企業を取り巻くサイバー攻撃が高度化する中、セキュリティ戦略の策定と実行は企業にとっての優先事項だ。企業は今後、攻撃対象領域を管理し、自社の弱点を可視化および対処することでサイバー攻撃や侵入の可能性を低減することが求められる。また、XDR(Extended Detection and Response)によって攻撃を受けた場合でも早期に対処し、被害を最小限に留めるように取り組むことが重要だ」と指摘している。