トレンドマイクロは国内外の脅威動向を分析した「2023年 年間サイバーセキュリティレポート」を公開した。攻撃対象領域の拡大やランサムウェア攻撃の増加、攻撃手法の変化などが指摘されている。
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トレンドマイクロは2024年4月9日、日本および海外のサイバーセキュリティの最新動向を分析した「2023年 年間サイバーセキュリティレポート」を発表した。
同報告書では、サイバー攻撃の起点および経路となる攻撃対象領域(アタックサーフェス)の拡大やランサムウェア攻撃の増加、不特定多数を狙う攻撃から標的型攻撃へと攻撃手法が変化していることなどが指摘されている。
報告書における主な注目点は以下の通りだ。
トレンドマイクロは、「企業を取り巻くサイバー攻撃が高度化する中、セキュリティ戦略の策定と実行は企業にとっての優先事項だ。企業は今後、攻撃対象領域を管理し、自社の弱点を可視化および対処することでサイバー攻撃や侵入の可能性を低減することが求められる。また、XDR(Extended Detection and Response)によって攻撃を受けた場合でも早期に対処し、被害を最小限に留めるように取り組むことが重要だ」と指摘している。
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