サイボウズは、kintoneやクラウドサービス版サイボウズ Office、Garoon、メールワイズのサービス価格体系の改定と、全社、大規模導入向けkintoneワイドコースの開始を発表した。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
サイボウズは2024年5月30日、同年11月1日から「kintone」「サイボウズ Office」「Garoon」「メールワイズ」の各クラウドサービスの価格体系と、kintoneとメールワイズの最小契約ユーザー数を改定すると発表した。併せて、契約数1000ユーザー以上の全社、大規模導入のユーザー企業を対象としてkintoneの新規コース「ワイドコース」を同年7月8日に開始する。
クラウドサービスの価格改定は、2024年11月1日(10月1日以降手続き分)から適用となる。新価格体系は以下の通りだ。
対象サービス/コース名 | 改定前の価格(税別) | 改定後の価格(税別) |
---|---|---|
kintone ライトコース | 780円/1ユーザー | 1000円/1ユーザー |
kintone スタンダードコース | 1500円/1ユーザー | 1800円/1ユーザー |
サイボウズ Office スタンダードコース | 500円/1ユーザー | 600円/1ユーザー |
サイボウズ Office プレミアムコース | 800円/1ユーザー | 1000円/1ユーザー |
Garoon(〜300ユーザー) | 845円/1ユーザー | 900円/1ユーザー |
Garoon(301〜1000ユーザー) | 800円/1ユーザー | 900円/1ユーザー |
メールワイズ スタンダードコース | 500円/1ユーザー | 600円/1ユーザー |
メールワイズ プレミアムコース | 1500円/1ユーザー | 1800円/1ユーザー |
kintoneとメールワイズの最小契約ユーザー数についても、2024年11月1日(10月1日以降手続き分)から改定する。
サイボウズは価格体系と最小契約ユーザー数の改定により、運用や開発をはじめとする運営全体への投資を拡大し、より良いサービスを提供するとしている。
対象サービス | 改定前の最小契約ユーザー数 | 改定後の最小契約ユーザー数 |
---|---|---|
kintone | 5ユーザー | 10ユーザー |
メールワイズ | 2ユーザー | 5ユーザー |
kintoneを全社導入、大規模導入する最小契約ユーザー数1000以上のユーザー企業向けに新設するワイドコースは、作成できるアプリ数の上限を3000個、スペース数の上限を1000個、1日当たりのAPIリクエスト数の上限を10万に引き上げる。これらの設定値は、ユーザー数や活用方法に応じて、個別相談で増加させることも可能だ。
さらに、ワイドコース専用の拡張機能の第1弾として、大人数で利用する際に情報共有や伝達に必要な「ポータル機能の強化」、誰がいつ処理したかを把握できる「承認履歴機能」、プロセスのフローチャート化による進捗(しんちょく)状況の視覚的な把握が可能になるなどの「プロセス管理の強化」、作成されたアプリを分析、管理できる「アプリ分析機能」などを提供する。
サイボウズはワイドコースについて、大規模組織における幅広い業務課題に対し、ユーザー企業の現場主導の業務改善がより一層スピーディーに進むことを目指したコース内容だと説明している。
kintone コース名 | ライトコース | スタンダードコース | ワイドコース |
---|---|---|---|
価格(税別) | 月額1,000円/1ユーザー | 月額1,800円/1ユーザー | 月額3,000円/1ユーザー |
最小契約ユーザー数 | 10ユーザー | 10ユーザー | 1,000ユーザー |
アプリ数 | 〜200個 | 〜1,000個 | 〜3,000個(個別相談で増加も可能) |
スペース数 | 〜100個 | 〜500個 | 〜1,000個(個別相談で増加も可能) |
APIリクエスト数/日(1アプリごと) | × | 1万/日 | 10万/日(個別相談で増加も可能) |
外部サービスとの連携、プラグイン、および拡張機能 | × | ○ | 〇 |
大規模利用向け拡張機能 | × | × | 〇 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.