MicrosoftはOpenVPNに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これらの脆弱性が悪用された場合、サービス運用妨害やローカル権限昇格、リモートコード実行を引き起こすことが可能になるという。
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Microsoftは2024年8月8日(現地時間)、「OpenVPN」に複数の脆弱(ぜいじゃく)性があると伝えた。これらの脆弱性が悪用された場合、サービス運用妨害やローカル権限昇格、リモートコード実行などの重大なリスクになる可能性がある。
報告されている脆弱性の情報(CVE)は以下の通りだ。
CVE-2024-27459やCVE-2024-24974、CVE-2024-1305の脆弱性はWindowsプラットフォームが影響を受けるとされ、CVE-2024-1305はWindowsだけでなく、「Android」「iOS」「macOS」「BSD」も影響を受けるとされている。
影響を受けるOpenVPNのバージョンは以下の通りだ。
修正されたOpenVPNのバージョンは以下の通りだ。
OpenVPNはネットワーク間の安全な通信を確保するための重要なツールであり、脆弱性の修正はエンタープライズシステムを保護するために必要不可欠とされている。該当するOpenVPNのバージョンを利用しているユーザーおよび企業はMicrosoftが提供している情報を確認するとともに速やかに最新のセキュリティパッチを適用することが推奨される。
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