チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2024年8月の最も活発なマルウェアやランサムウェアグループを公開した。国内外の脅威グループの動きから、犯罪者たちが新たな収益モデルを構築しようとしていることが判明した。
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チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2024年9月24日、同年8月に最も活発だったマルウェアやランサムウェアグループを発表した。国内および全世界で積極的に活動しているマルウェアやランサムウェアグループ、その攻撃手法などが明らかになった。
2024年8月における国内のマルウェア上位3は以下の通りだ。
ランサムウェアグループとしては「RansomHub」が1位を維持した。RansomHubは名称を「Knight」に変更してから急速に拡大を続けており、世界中で被害を出している。2024年8月における活発なランサムウェアグループトップ3は以下の通りだ。
Check Point Software Technologiesのマヤ・ホロウィッツ氏は「RansomHubが2024年8月にランサムウェアのトップに浮上したことは、RaaSオペレーションがますます高度化していることを裏付けており、組織はこれまで以上に警戒する必要がある。この他、Meowの台頭は、データ流出市場へのシフトを浮き彫りにした。これは、ランサムウェア攻撃者による新たな収益モデルを示唆しており、盗まれたデータが単にオンラインで公開されるのではなく、第三者に販売されるケースが増えていることを表している」とコメントした。
マルウェアランキングのトップ10などより詳細な情報は「August 2024’s Most Wanted Malware: RansomHub Reigns Supreme While Meow Ransomware Surges: Check Point Blog」から確認できる。
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