SAPジャパンは中堅・中小企業向けオファリング「GROW with SAP」を短期、固定価格で導入するパートナー・パッケージ・プログラムを開始したと発表した。パートナー・パッケージ・プログラムに認定される4つの条件とは。
SAPジャパンは2024年9月30日、「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を中核とした中堅・中小企業向けオファリング「GROW with SAP」を短期、固定価格で導入するパートナー・パッケージ・プログラムを開始したと発表した。さまざまな業種に対応したSAP S/4HANA Cloud Public Editionの「導入範囲」「期間」「費用」のモデルケースを提示し、パートナーと共にユーザーの投資効果の最大化を目指す。
SAPジャパンは2023年7月にGROW with SAPを開始し、パートナーへの支援を強化してきた。これにより、SAP S/4HANA Cloud Public Editionは導入が進み、さまざまな中堅・中小企業のビジネスを支援してきたという。SAP S/4HANA Cloud Public Editionをベースとしたクラウドネイティブな導入方法が定着し、幅広い業種や年商規模の中堅中小企業向けに今回のモデル提供が可能となった。
今回発表したGROW with SAPのパートナー・パッケージ・プログラムは、(1)対象業種が幅広く明確であること、(2)各業種の標準的業務が事前に定義されていること、(3)導入プロジェクトが短期間(*)で完了できること、(4)導入費用(SAP S/4HANA Cloud Public Editionサブスクリプション費用を除く)が明確であること、などを特徴とする。これらの条件を満たしたオファリングはSAPのパートナー企業により提供されるため、顧客は実現範囲を正確に理解し、合意の上で導入プロジェクトを開始できるという。また、プロジェクト進行中に追加費用の発生を抑えることで、低リスクのクラウドERP導入モデルを実現できる。
※対応する業種・導入範囲などによって、異なる期間が設定される場合がある。
Grow with SAPのパートナー・パッケージ・プログラムに対応したオファリングは、既定のプロセスを経て下記のパートナー企業より順次提供される予定だ。(五十音順)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.