自社サービスにパスキー認証を簡単に導入 NTTテクノクロスが「PASUTTO(ぱすっと)」を発表セキュリティソリューション

NTTテクノクロスは2024年10月9日から自社のWebサービスなどにパスキー認証を導入できるサービス「PASUTTO(ぱすっと)」の販売を開始する。パスキーはパスワードに代わる新たな認証方式として注目を集めている。

» 2024年10月05日 07時00分 公開
[田渕聖人ITmedia]

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 NTTテクノクロスは2024年10月3日、デバイスの指紋認証・顔認証などを利用してWebサイトやモバイルアプリにログインするパスキー認証が導入できるサービス「PASUTTO(ぱすっと)」を発表した。2024年10月9日から販売を開始する。

Webサービスに簡単にパスキー認証を搭載 3つのメリットとは?

 Webサイトなどにログインする際の認証方式において、パスワード認証が抱えるセキュリティリスクやパスワード管理の問題を解消できるパスキー認証が注目を集めている。パスキー認証はデバイスの指紋認証・顔認証などを利用して認証できるため、不正アクセス被害の防止や、ログイン時間短縮によるUX向上など複数のメリットがある。そのため大手Webサービスを中心にパスキー認証が採用されており、今後も多くの企業で導入が進むと予測される。

 PASUTTOはNTTテクノクロスのクラウドセキュリティ製品「TrustBind」の開発で培われた認証連携やAPI連携などの技術を生かし、さまざまなWebサイトやモバイルアプリにパスキー認証を簡単に導入できるサービスだ。

PASUTTO(ぱすっと)の導入イメージ(出典:NTTテクノクロスのプレスリリース)

 NTTテクノクロスはその特徴として以下の3つを挙げている。

  1. パスキー認証の追加導入が容易: 既存システムへのスクリプト埋め込みとAPI連携により、最小限の設定でパスキー認証機能を追加できる
  2. 豊富な知見でパスキー認証導入をサポート: NTTテクノクロスが持つ認証連携やAPI連携における豊富なノウハウで、パスキー認証導入に不安のある顧客の導入作業をサポートする
  3. 従量制と定額制のメリットを兼ね備えた料金体系: ユーザー単位ではなくサイト単位かつ、月次の利用回数に応じた料金体系のため、サービス利用コストが安定しやすく、利用ユーザー数が多い大規模システムに適している

 NTTテクノクロスは今後も、最新の認証技術でセキュリティ課題の解決と認証UXの向上を実現するさまざまなソリューションを提供していくとしている。

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