ミツカングループはオンライン会議における拠点間コミュニケーションの課題を解決するため、コミュニケーションデバイスを刷新した。対面に近い自然な対話が可能になったという。
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Neatframe(略称:Neat〈ニート〉)は2024年11月18日、ミツカングループによる「Neat Board 50」の活用事例を紹介した。同グループはコロナ禍をきっかけにオンライン会議システムを導入したものの、画面越しのコミュニケーションによる意思疎通の難しさが課題となっていた。
Neat Board 50は表情を自動でキャプチャーしズームアップする機能を備えるなど、オンライン会議においても対面に近い自然なコミュニケーションが可能なため、コミュニケーションが円滑になり、出張費用の抑制などの効果が出ているという。
今回事例を発表したNeatはノルウェー発のスタートアップ企業でビデオ会議デバイスを提供するNeatframeの日本法人だ。ミツカングループは日本国内の他、海外市場でも積極的に事業を展開しており、海外売上比率が61%に達する。
同社は、国内外に事業を広げる中で拠点間のコミュニケーションに課題を抱えていた。特にコロナ禍以降はオンライン会議が主流となったが、画面越しのやり取りにおいて心理的な距離が生じやすく、新たなメンバーとの一体感を醸成することが困難な状況にあった。
こうした課題を解決すべく、Neat Board 50を導入した。Neat Board 50は50インチのマルチタッチディスプレーとカメラ、マイク、スピーカーを一体化したオールインワンのビデオ会議デバイスだ。ミツカングループはNeat Board 50の次の点を評価して採用した。
・顔が見える「表情」によるコミュニケーションの実現: 会議参加者の表情を自動でキャプチャーしズームアップする機能により、微妙なニュアンスを共有できる。これにより、オンライン会議でも対面に近い感覚を得られるようになった
・オールインワン設計による手軽さ: 管理者負担が少なく、設置や運用が簡単。設定などの手間がかからずワンタップで会議が開始できるシンプルさがIT管理者から評価された
・コスト削減と業務効率化: 東京と名古屋間の移動が不要となり、交通費や移動時間の大幅削減につながった
Neat Board 50の導入により、プロジェクトチーム間の一体感が向上し、これまでリモート会議で生じていた意見の衝突も減り「自然と一つの目標に向かう空気が生まれた」(Neatのプレスリリース)という。今後はプロジェクト運営以外の場面でも活用する計画だ。
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