電通デジタルは三井住友海上と共同でデータ活用の人材育成プログラムを開始した。ビジネストランスレーターを育成し、データ分析者とビジネス現場を結ぶ役割を担う。
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電通デジタルは2025年1月15日、「ビジネスに役立つデータ人材育成プログラム」の提供を始めた。データ分析者とビジネス現場の橋渡し役を担うビジネストランスレーターを育成することを目的としている。電通デジタルおよび三井住友海上火災保険で共同開発した。
社会のデジタル化が加速する中、企業にはデータ活用に基づくマーケティング施策や事業戦略が求められている。この課題に応えるためEラーニング形式でデータ活用スキルを体系的に学べるプログラムを開発。特にデータ分析者とビジネス現場をつなぐ役割を果たすビジネストランスレーターの育成が注目されている。
本プログラムはデータ分析プロジェクトの成功を導く「5Dフレームワーク」に基づいて構成されている。「Demand(問題や要求の明確化)」「Design(仮説構築と分析課題化)」「Data(必要なデータの準備)」「Develop(分析実行)」「Deploy(ビジネスへの展開)」という5つのステップに沿って学習を進める。
本プログラムはデータ分析とマーケティングの基礎知識を同時に習得できる点に特長がある。データ活用とビジネス課題解決を両立できるスキルを身に付けられるとしており、ビジネストランスレーターとしてデータ分析者とビジネス現場の双方を結び付ける能力や分析結果をビジネス現場で活用可能な形に翻訳する能力を育成する。さらにプログラム受講後、企業ごとの個別課題に対応する支援を提供しデータ分析から施策実行、運用までをサポートすることも可能としている。
電通デジタルと三井住友海上は、マーケティング領域でのデータ活用に関する人材育成をさらに強化し、企業の事業成長への貢献を目指すとしている。
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