AI活用を前提としたITシステム基盤への需要が高まっている。ITRの調査によると、国内のiPaaS市場は2025年度に前年度比18.0%増となり、2030年度までのCAGRは20.7%になる見通しだ。ニーズが高まっている用途とは。
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AI活用を前提としたITシステム基盤への需要が高まっている。ITコンサルティングと調査を手掛けるアイ・ティ・アール(以下、ITR)は、システムやサービスをつなぐiPaaS(Integration Platform as a Service)の国内市場が、2030年度まで2ケタ成長を続けると予測する。
ITRによると、2025年度の売上金額は82億円で前年度比18.0%増だった。2026年度も高い伸びが続き、2025〜2030年度のCAGR(年平均成長率)は20.7%になると見込む。
ITRは、同市場の成長は中長期的に続くとみている。では、iPaaSに対するニーズはどのような用途で高まっているのか。
同社によると、企業でのSaaS(Software as a Service)利用の拡大に伴い、オンプレミス環境を含む、異なるシステム間でデータを受け渡す基盤としてiPaaSのニーズが高まっている。AI活用の拡大に伴って企業内外で流通するデータは量、種類ともに増えており、異なるシステムやサービスをつなぐ基盤としての重要性が注目されているという。
今後は、iPaaSが生成AIやAIエージェントと組み合わせて使われるようになり、業務プロセスをまたいで処理を自動化する基盤に役割が広がるとみている。
ITRの水野慎也氏(プリンシパル・アナリスト)は、「今後はデータカタログやリネージ、アクセス制御などのセキュリティ機能に加え、オブザーバビリティの装備など、iPaaSの機能拡充が進む」と指摘する。
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