リーダー/ライターを開発・提供するベンダーに訊ねると「auとボーダフォンは似ているので、この2つへの両対応は難しくない」という答えが返ってくることが多い。
「ICアプリという項目があるのはauとボーダフォンで共通。あともう1つ共通項目があるとすれば、ドコモのおサイフケータイは共通領域とフリー領域の両方を使えるのに対し、auとボーダフォンのおサイフケータイでは、共通領域しか使えない点だろう」(木下氏)
FeliCaチップを利用するアプリには、高いセキュリティを持つ「共通領域」と、簡便にサービス提供が可能な「フリー領域」と呼ばれる2種類がある(2004年2月19日の記事参照)。共通領域を利用するアプリを作る場合には、FeliCaサーバへのアクセスが必要になるため、フェリカネットワークスと契約を結ばなくてはならない。
「法人用途では、フリー領域を使ってアプリを作ろうという声があったのですが、auとボーダフォンのおサイフケータイでは、フリー領域を使えない仕様になりました。そのため、法人向けアプリでも共通領域を使わなくてはいけなくなり、やはり契約が必要になってしまって大変だ、という声も聞こえている」(木下氏)
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