Microsoft、Lotus NotesからExchange製品への移行支援で無料キャンペーン:「パナソニック、LotusLive採用」の発表を受け
Lotusphere 2010を控えたIBMが発表したパナソニックのLotusLive採用に関し、Microsoftが「われわれから奪えるシェアはごくわずか」とコメントした。
「米IBMが新たに獲得するシェアはほとんどない」――IBMが「Lotusphere 2010」開催前の1月14日に発表したパナソニックのLotusLive採用について、米Microsoftの幹部が15日、公式ブログでこんなコメントをした。Microsoftは同日、Lotus NotesからExchange製品への移行のためのトレーニングを先着500人に無料提供するプログラムも発表した。
MicrosoftのExchange製品管理チームディレクター、ジュリア・ホワイト氏によると、IBMの発表ではあたかも30万人のExchangeユーザーがLotus Notesに移行するように受け取れるが、既にパナソニックはグループウェアとしてLotus Notes/Dominoを採用しており、Exchange Serverを使っていたのは全社の4%以下にすぎないという。「Lotus製品が市場シェアを落としているここ数年の流れから見れば、既存の顧客を保持しているというのはある意味で成功といえるのだろう」と辛らつだ。
15日からスタートした無料の移行トレーニングプログラムは、Microsoft Office、Exchange、SharePoint、Office Communications Serverのメニューから選ぶことができる。希望者はmsb@microsoft.comにメールで申し込む。
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