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待望の15インチが登場! 「MacBook Air」シリーズの現行ラインアップまとめ【2023年7月版】

» 2023年07月05日 19時19分 公開
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 Appleは6月上旬に開催された開発者向けイベント「WWDC23」において15インチサイズのMacBook Airを発表。6月13日より販売を開始しました。

 「MacBook Air」といえば、MacBookシリーズにおけるスタンダードモデルとして広く親しまれているモデルです。名称に「Air」とつくように、軽量さをはじめとするモビリティの良さを売りにしてきた機種であり、価格面についてもMacのなかでは手頃に入手できます。

 ここでは、改めて同機の概要を振り返りつつ、現行のMacBook Airラインアップについてもおさらいしていきましょう。

Mac 2サイズとなったM2チップ搭載MacBook Air(出典:Amazon

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

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15インチMacBook Airが登場

 2023年6月に登場したMacBook Airは、15.3インチのLiquid Reinaディスプレイ(ノッチ付き)を搭載します。既存モデルでは、画面サイズが13.6インチや13.3インチでしたので、新たに一回り以上大きいモデルが登場したことになります。公式サイトでの価格は、19万8800円から(税込価格、以下同)。

 ボディのサイズは、34.04cm(幅)×23.76cm(奥行)×1.15cm(厚さ)。重量は1.51kgあります。カラーバリエーションは、「スターライト」「ミッドナイト」「スペースグレイ」「シルバー」の4色展開です。

Mac 15.3インチディスプレイの表示領域は、13.6インチモデルよりも25%大きい(出典:Amazon

 チップセットには、M2チップ(8コアCPU+10コアGPU)を搭載。メモリは8GB/16GB/24GBから、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBから選択できます。また、バッテリー駆動時間についても、Apple TVアプリのムービー再生で最大18時間とされており、13インチのMacBook Airとも差がありません。

 インターフェースには、充電用のMagSafe端子のほか、Thunderbolt/USB 4ポートを2基、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載します。上位のMacBook Proシリーズと比べると、ポート数が少なくSDカードスロットが無いなど差がありますが、この辺りが気にならなければ、作業領域も十分に広く、コストパフォーマンスの良い選択肢となるでしょう。

 ディスプレイは、輝度500ニトでP3の広色域、True Toneテクノロジーなどをしっかりサポートしています。

M2チップ搭載13インチMacBook Air

 同じくM2チップ(8コアCPU+10コアGPU)を搭載した選択肢としては、13.6インチのMacBook Airがあります。こちらは2022年7月に発売されたモデル。Liquid Reinaディスプレイが採用されており、画面上部にノッチがあるのが特徴です。

 価格は最小構成で16万4800円まで下がるので、先ほど紹介した15.3インチモデルと比べると3万4000円は安く入手できます。メモリやストレージの選択肢は、15インチモデルと共通です。

Mac 同世代では、上部にノッチのあるディスプレイや、筐体デザイン、MagSafe端子など、多くの部分が刷新された(出典:Amazon

 ボディのサイズは、30.41cm(幅)×21.5cm(奥行)×1.13cm(厚さ)。重量は1.24kgです。カラーバリエーションは、15.3インチモデルと共通で「スターライト」「ミッドナイト」「スペースグレイ」「シルバー」の4色を選べます。

 ポート類などは、先述の15.3インチモデルと共通していますが、違いとして認識しておきたいのはオーディオ関連の仕様です。15.3インチモデルでは、「フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステム」を搭載していますが、13.6インチモデルでは「4スピーカーサウンドシステム」となっています。

M1チップ搭載13インチMacBook Air

 「ノートパソコンに15万円以上はちょっと予算が……」という人は、M1チップ(8コアCPU+7コアGPU)を搭載したMacBook Airが有力な候補になるでしょう。2020年11月に発売されたモデルなので、発売から少し時間は経っていますが、今でもコストパフォーマンスの高さで目を引きます。想定用途として、処理性能の高さにさほどこだわらなくて良いのであれば、2023年に選択しても、ほぼ問題ないと言える機種です。

 価格は13万4800円から。最小構成同士で比較するならば、15.3インチモデルよりも6万4000円、13.6インチモデルよりも3万円安く手が届きます。カラーバリエーションは「スペースグレイ」「シルバー」「ゴールド」の3種類。

Mac 1世代前のチップ、旧世代のデザインだが13万4800円〜という価格は魅力(出典:Amazon

 ただし、上位モデルと比べると、多くの差があることを留意しておきましょう。例えば、メモリは8GB/16GBの2種類のみで、24GBモデルは選択できません。また、ディスプレイ上部にノッチはなく、ベゼルはやや太めです。MagSafe端子もありません。

 FaceTimeカメラの解像度は、720pで、先述した上位2モデルの1080pと比べるとやや劣ります。スピーカーについても、単なる「ステレオスピーカー」であるなど、内蔵スピーカーでのサウンド体験は劣ります。

 ボディサイズは、30.41cm(幅)×21.24cm(奥行)×0.41〜1.61cm(厚さ)。同モデルでは、特徴的な「くさび形」のデザインがまだ採用されていて、部位によって厚みが異なります。一方、重量は1.29kgで、13.6型モデルと比べると少し重いです。

まとめ

 想定用途として、MacBook Proシリーズを買うまでもないという場合、これらMacBook Airの3モデルから比較検討してみることをおすすめします。

  MacBook Proなどの上位モデルを見ると、スペックもアップし、魅力的な仕様が増えて行きますが、価格も比例して上がっていきます。オーバースペックにならないよう、想定する作業に必要な仕様をチェックしながら、比較検討するといいでしょう。

Macbook売れ筋ランキング:トップ3

1位:Apple MacBook Air 13.6インチ 2022

2位:MacBook Pro 16.2インチ 2023

3位:MacBook Pro 14.2インチ 2023

本記事では、楽天の売れ筋ランキング(2023年7月3日17:00現在)に基づいてランキングを集計しています。

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