まず最初に次の点を確認しよう。いずれかが問題でネットワークに参加できないことが考えられる。
プロンプト上から次のコマンドを実行してみよう。次のような表示が現れれば正常に認識されているが,IPアドレスが見られない場合は動作していないことが考えられる。オプションの「eth0」は1枚目のイーサネットカードを意味する。
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$ /sbin/ifconfig eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:60:97:xx:xx:xx inet addr:172.16.xxx.xxx Bcast:172.16.xxx.xxx Mask:255.255.255.0 EtherTalk Phase 2 addr:201/45 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:77940 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:8537 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:1845 |
GUIで設定するには
ここでは1番の問題を解決する方法を紹介する。X Window上では,「netcfg」(Red Hat Linux 8.0では「netconfig」)コマンドを実行すると、GUIのネットワーク設定ツールが起動するはずだ。
モジュール名を明記する個所では,NE2000互換のネットワークチップであれば「ne」,ほかの場合では「via-rhine」と記述する。ほかにもIPアドレス,デフォルトゲートウェイなどが必要だ。再起動後にpingコマンドで適当なドメインを指定して確認しよう。
| $ ping www.zdnet.co.jp |
テキストベースで設定するには
X上のGUIでなく,直接設定ファイルを編集する場合は次の通りだ。viコマンドでconf.modulesを読み込んで次の行を追加してみよう。ここで重要なのは,1行目の「ne」と2行目の「ne io=0xe000 irq=5」の記述だ。1行目のneはNE2000互換のチップが搭載されていることを示し,2行目のneは同じく,さらにI/Oが0xe000,IRQは5であることを指定している。最低限これらのリソース情報が分からないといけない。
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# vi /etc/conf.modules alias eth0 ne options ne io=0xe000 irq=5 |
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