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» 2000年07月01日 00時00分 UPDATE

ネットワークカード(LANアダプタ)が認識されない

[木田佳克,ITmedia]

 まず最初に次の点を確認しよう。いずれかが問題でネットワークに参加できないことが考えられる。

  1. NICの設定(IRQ,I/Oアドレス)が誤っている
  2. ケーブル種別が間違っている(クロス/ストレート)
  3. ハブが壊れている
  4. 通信相手先が異常

 プロンプト上から次のコマンドを実行してみよう。次のような表示が現れれば正常に認識されているが,IPアドレスが見られない場合は動作していないことが考えられる。オプションの「eth0」は1枚目のイーサネットカードを意味する。

$ /sbin/ifconfig eth0
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:60:97:xx:xx:xx
 inet addr:172.16.xxx.xxx Bcast:172.16.xxx.xxx
 Mask:255.255.255.0
 EtherTalk Phase 2 addr:201/45
 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
 RX packets:77940 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
 TX packets:8537 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
 collisions:1845

 GUIで設定するには

 ここでは1番の問題を解決する方法を紹介する。X Window上では,「netcfg」(Red Hat Linux 8.0では「netconfig」)コマンドを実行すると、GUIのネットワーク設定ツールが起動するはずだ。

 モジュール名を明記する個所では,NE2000互換のネットワークチップであれば「ne」,ほかの場合では「via-rhine」と記述する。ほかにもIPアドレス,デフォルトゲートウェイなどが必要だ。再起動後にpingコマンドで適当なドメインを指定して確認しよう。

$ ping www.zdnet.co.jp

 テキストベースで設定するには

  X上のGUIでなく,直接設定ファイルを編集する場合は次の通りだ。viコマンドでconf.modulesを読み込んで次の行を追加してみよう。ここで重要なのは,1行目の「ne」と2行目の「ne io=0xe000 irq=5」の記述だ。1行目のneはNE2000互換のチップが搭載されていることを示し,2行目のneは同じく,さらにI/Oが0xe000,IRQは5であることを指定している。最低限これらのリソース情報が分からないといけない。

# vi /etc/conf.modules

alias eth0 ne
options ne io=0xe000 irq=5

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