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» 2001年05月23日 00時00分 UPDATE

GNOME上でRPMを扱いたい

[木田佳克,ITmedia]

 GNOMEがインストールされている環境では,「RPMコマンドを使いこなしたい」Tipsで紹介したrpmコマンドによる管理方法以外にも「Gnome RPM」を使う方法が用意されている。

 Gnome RPMでは,GUIによるインストールやアンインストール,RPMパッケージの検証などができるためコマンドに不慣れな人でも手軽に使うことができるだろう。

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GUIでRPMを操作することが可能な「Gnome RPM」

 Gnome RPMを実行するためには,メニューからたどる場合「メインメニューボタン」(足あとボタン)→「プログラム」→「システム」→「GnoRPM」を選択する。

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「インストール」ボタンを押した際にRPMを参照するディレクトリの指定は,ここ「設定」で変更可能だ

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「ファイル選択時のデフォルトパス」に標準でCD-ROMドライブ先のディレクトリが指定されていることが分かる

 シェル上から実行するには「gnorpm &」と入力すればよい。ただし,注意しておきたいのはroot権限でなければRPMのインストールやアンインストールができない点だ。一般ユーザーで「startx」またはウィンドウマネージャにログインしている場合には,次のようにシェル上で「su」コマンドを実行した後に「gnorpm &」と入力しよう。

$ su
# gnorpm &

 ウィンドウが表示された後は,ジャンルごとに分類されているRPMパッケージを確認することができる。アンインストールする場合には,アイコンを選択してメニュー上の「アンインストール」ボタンを押せばよい。

 インストールをしたい場合には,まず最初に参照先を設定しておく必要がある。「操作」メニューの「設定」→「インストールウィンドウ」タブを確認してみよう。参照先として,標準ではCD-ROMドライブ先が指定されているはずだ。「インストール」ボタンを押せば,次のようにRPMパッケージを指定するウィンドウに移ることができる。

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ここでは例としてSambaのRPMを「追加」してみたところ。続いて下の段にある「インストール」ボタンを押せば,実際にディレクトリ先へのインストールが始まる

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