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» 2000年08月30日 00時00分 UPDATE

RPMコマンドを使いこなしたい

[ITmedia]

 RPMコマンドは,Red Hat系ディストリビューションのLinuxで特有のパッケージ配布形態だ。プログラムなどを容易にインストールや削除することが可能であり,makeなどが必要なくLinux活用の敷居を低くしてくれる。

 RPMコマンドのオプションには,インストールや削除を行う以外にもたくさんのものが用意されており,覚えておくと便利なものが多い。ここでは,知っておくと便利なものを厳選して紹介しよう。

覚えておくと便利な厳選オプション

# rpm -i --test xxxxxx.rpm

--test インストールは行わず,テストのみを行う。パッケージが正常であるかチェックする場合に便利だろう。


# rpm -i xxxxxx.rpm xxxxxx.rpm
# rpm -i *.rpm

 複数のパッケージをインストールする場合には,拡張子rpmのファイルを続けて記述すればよい。ただし,ワイルドカード(「*」など)も利用できるため,こちらのほうが便利かもしれない。


# rpm -ivh xxxxxx.rpm

-ivh 通常のインストールには,「-ivh」オプションで指定する。「i」はインストール,「v」は詳細な情報出力,「h」がインストールの進行状況表示を指定している。


# rpm -Uvh xxxxxx.rpm

-Uvh 常に「U」オプションを指定してインストールするのもおすすめだ。「U」はアップグレードを示し,すでにインストールされている同一の古いパッケージがあれば,アップグレード処理をしてくれる。最初のインストールでも,「U」オプションを指定しても問題はない。


# rpm -i --oldpackage xxxxxx.rpm

--oldpackage 「oldpackage」は,バージョンダウンを行う場合のオプションだ。新しいパッケージをインストールしたけれど,動作の不具合から元のバージョンに戻すような場合に利用する。


# rpm -i --force xxxxxx.rpm

 すでにインストール済みのパッケージを強制的に上書きするのが「force」オプションだ。ほかのパッケージで,一部のファイルが書き換えられてしまった場合などに有効だろう。


$ rpm -qa

-qa インストール済みのパッケージすべてを確認する。


$ rpm -q samba

samba-2.0.7-ja_1.1

 特定の文字列「samba」を指定して,パッケージがインストールされているかを確認する。


$ rpm -q --whatprovides /usr/bin/xnttp

--whatprovides 特定のコマンドが,いずれのパッケージでインストールされたのかを確認するには,「whatprovides」オプションを使う。


$ rpm -qs samba-2.0.7-ja_1.1

normal/usr/share/swat/..............
normal/usr/share/swat/..............
normal/usr/share/swat/..............
normal/usr/share/swat/..............

--qs インストールされているパッケージファイルが正常かどうかを確認するには,「qs」オプションを指定する。


$ rpm -qi samba-2.0.7-ja_1.1
Name   : samba              Relocations: /usr
Version: 2.0.7              Vendor: (none)
Release: ja_1.1             
Build Date: Sat 08 Jul 2000 09:17:41PM JST
Install date: Mon 10 Jul 2000 05:28:32 PM JST
Build Host: kami3.house.ume2001.com
Group  : Networking         
Source RPM: samba-2.0.7-ja_1.1.src.rpm
Size   : 19882244           
License: GNU GPL version 2
Packager: John H Terpstra [Samba-Team] 

Summary: Samba SMB client and server
Description :
〜以下略〜

-qi パッケージの情報を確認するには,「qi」オプションを使う。


# rpm --rebuilddb

--rebuilddb RPMには,パッケージ情報を管理しているデータベースがある。このデータベースファイルを再構築するのが「rebuilddb」だ。万が一,rpmコマンドで思いもよらぬ挙動を示した場合には,このコマンドを試してみるのがよいかもしれない。

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