米マイクロソフトは6月26日(米国時間)、「Windows Server 2008」に含まれる仮想化技術「Hyper-V」の正式版を発表した。マイクロソフトのWebサイトからダウンロードできるほか、Windows Server 2008の顧客は7月8日以降にWindows Updateで正式版を受け取ることができる。
Hyper-Vはハイパーバイザー型の仮想化技術で、ゲストOSとしてWindows OSのほかにLinuxを稼働させることができる。Windows Server 2008の主要機能の1つだが、Windows Server 2008の発表時にはまだベータ版だった。
マイクロソフト日本法人は「日本でももうまもなく正式に発表する」とコメントした。
米マイクロソフトのWindows Server部門のブログによると、マイクロソフトは6月末までに1日に3800万以上のページビューがあるマイクロソフトのWebサイト(microsoft.com)の環境の50%を、Hyper-Vを使った仮想化環境に移行させるとしている。将来的にはmicrosoft.com全体を仮想化環境に移行させる考えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.