SaaS型の「Oracle CRM On Demand」導入、アライドテレシス顧客情報の一元管理を実現

» 2008年08月13日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 日本オラクルは8月13日、ネットワーク機器メーカーのアライドテレシスホールディングスがSaaS型のCRMアプリケーション「Oracle CRM On Demand」を使って顧客管理システムを刷新したと発表した。顧客からの問い合わせ内容の履歴を記録することで、サポートサービスの強化につなげるのが狙いだ。

 オラクルによると、アライドテレシスは代理店販売が主流で、顧客ニーズの把握が難しいという課題があった。また、展開している世界21カ国の拠点がそれぞれ独自の方法で顧客情報を管理していて、統合や活用ができていなかった。

 アライドテレシスは、顧客が自らの情報をWebサイトに登録し、保守契約の手続きや商談ができる仕組みを新たに構築した。バックにはOracle CRM On Demandが稼働し、顧客データの一元管理を行っている。この新システムは2008年6月に稼働開始し、営業やサポート、製品開発など約300人の社員が使っている。

 Oracle CRM On Demandを使った新システムの構築期間は約半年。現在は日本国内のみで利用しているが、海外の拠点にも順次広げる予定という。

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