オラクル、3次元CADビューワ「AutoVue」発表450種以上のデータに対応

» 2008年09月17日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 日本オラクルは9月17日、3次元CADなどの設計図面、組立指示書などをWebブラウザで閲覧できるビューワ・アプリケーション「AutoVue Enterprise Visualization 19.3」を提供開始すると発表した。オラクルが買収した製品ライフサイクル管理(PLM)アプリケーション「Agile PLM」のビューワ製品。

 AutoVueの特長は対応データフォーマットの多さ。2次元図面、3次元デジタルモックアップ、電子基板の回路図、PDF、スプレッドシート、ビジネス文書など450種以上のフォーマットに対応する。それぞれのフォーマットでバージョンの比較やモックアップの検証、電子設計データの照合、機構設計データと電気設計データの干渉チェックなどが可能。図面に対して注釈を付けることもできる。

「AutoVue Enterprise Visualization 19.3」の利用画面

 AutoVueはWebブラウザ内でJavaアプリケーションとして動作する。クライアントアプリケーションのバージョンもある。いずれもAutoVueのビューサーバにインターネットでアクセスして、図面データをクライアントに表示する仕組み。図面のレンダリング自体はビューサーバで行うため、大容量の図面データでもクライアントでスムーズに閲覧できるという。

 価格は1ユーザー、1万3125円から。最小購入ライセンスは250ユーザー。Agile PLMやERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」と組み合わせることで、承認などのワークフロー機能を利用することができる。製造業のほか、保守作業が発生するプラント企業、公共向けに販売する。

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