日本オラクルは2月5日、CRMアプリケーションの最新版「Siebel CRM 8.1.1」を提供開始すると発表した。前版の8.0から2年ぶりのバージョンアップで、顧客管理機能や、ショッピングサイトなどで利用できるセルフサービス機能を強化した。
最新版では20のモジュールを強化し、113の新機能を追加した。追加、改修したコード行数は300万以上という。顧客管理機能では、頻繁に購入してくれる優良顧客をつなぎ止めて、さらに販売を伸ばすための「ロイヤリティ管理機能」を強化した。
特に顧客を囲い込むポイントサービスの機能では、会員登録管理やポイントの交換管理、メンバー向けサービス案内などの機能を追加した。オラクルは、会員顧客のポイントやサービスの利用状況を分析して、適時適切なサービス提供に役立てられるとしている。
また、セルフサービス機能ではショッピングサイトなどで顧客が自分の情報を登録、変更した際に、Siebel CRMの顧客情報と自動で連携できるようにした。これまでは手組みでの開発が必要だった。Siebel CRMのセルフサービス機能には、ショッピングサイトのカタログを自動作成する機能やカート機能、顧客サポート機能などがある。
Siebel CRM 8.1.1の価格はプロフェッショナル・エディションの場合で1ユーザー当たり、13万1250円(税込)から。
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